※この記事ではラノベ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』10巻のネタバレが含まれます。
前巻のラノベ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』9巻では、ベルはダンジョンで人語を喋る竜の娘と出会いホームに連れ帰ってしまいます、それはギルドにも知られ、密輸組織イケロス・ファミリアにも感づかれてしまいます。
ギルドの強制任務により人語を喋る竜の娘をダンジョンへ護送、ヘスティアはギルドの主神ウラノスに呼び出されダンジョンで起こっている事を教えられます。
この記事では、ラノベのダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻のネタバレをまとめてあります。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9巻のネタバレも下記の記事でまとめてありますので、チェックしていない方はこちらから。
ダンまち10巻のあらすじ
ダンまち10巻のネタバレの前にあらすじを紹介します。
暴悪な密猟者達によってウィーネが攫われ仲間を殺されたことに怒り、暴走する異端児達。ギルドの主神ウラノスの要請を受けガネーシャ・ファミリアとベルはダンジョンへ向かうも、待ち受けていたのはウラノスでさえ知らぬもう一つの人工ダンジョンであった。イケロス・ファミリアの策略で正気を奪われた異端児との戦いを強いられる中、額の紅石ヴィーブルの涙を奪われ暴走したウィーネが地上世界に出てしまい、オラリオの全ファミリアを巻き込む動乱にまで発展する。都市中から悪意と敵意を向けられるウィーネ、異端児の存在によって思い悩むベルは決断を迫られる。
引用元:wiki
9巻から第3部に入ったダンまちですが、10巻ではベルの今まで積み重ねていた名声や評価がどんどん崩れて落ちていき・・・。
落ちる展開が好きな人はどんどん吸い込まれる巻になっていると思いますよ!
ラノベ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻』をざっくり3行で紹介
続いて、ラノベ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻』の内容をざっくりと3行で紹介します。
・ウィーネがイケロス・ファミリアに捕まりました
・ゼノス達が進軍しオラリスに緊急警報が鳴り響きます
・ディックスはダイダロスの子孫で人造迷宮を作り続けています
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻では、9巻と上下巻構成になっています!
ゼノス達は同胞を殺戮されウィーネ達を連れ去られ進軍しリヴィラを壊滅、イケロス・ファミリアを追いかけます。
ディックスによって街に竜のウィーネが放たれてしまい庇ったベルは突き刺さる視線を浴びますが、ウィーネやゼノス達を最後まで守りました。
ここから少しネタバレを含みますが・・・
ゼノスがイケロス・ファミリアを追い、ゼノスを討伐隊が追い、ベルがウィーネを追いかける、全ての戦いが激しい!
ゼノス達が進軍した事でダンジョンの秘密が明らかになり、別の出入り口があり、オラリスの地下には人造迷宮が広がっています。
ガネーシャ・ファミリアを全滅させた黒いミノタウロスは破格的な強さで、しかもゼノスでした!
ディックスは天才で怪物だった先祖の血を言い訳にして、欲望に身を任せた狂気は凶暴化していきました。
それでは、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻のネタバレをここから紹介していきます。
ラノベ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻』のネタバレ
迷執に支配された男がいました、男は聡明であり至妙であり偉大な工匠でした。
白亜の巨塔を完成させ絶世の天才でした、だが世界の最果てに魅せられました、人智では計り知る事の出来ない複雑怪奇な構造のダンジョンに男は壊れました。
地下迷宮を上回るもう一つの世界を創造せんと誤った道を進み始めます、己の寿命を悟った男は末裔達に設計図と共に手記を残しました。
その手記は今、ディックスの手の中に有りました。
嵐の前
ベルは珍しく寝坊しました、大食堂に入ると皆どこかぎこちない、何かを確かむべくダンジョンに向かいました。
ヘスティアはガネーシャを訪ねていました、ゼノスについてどう思うか聞いてみました、分からないがゼノス達が共存を願っているなら群衆と怪物の主になるとのたまった。
ヘルメス・ファミリアは二重尾行の作戦が失敗したので、ゼノス達は20階層の隠れ里から他階層に移動しているはずなのでリヴィラを中継点にして見張るようヘルメスは指示を出します。
ダンジョン24階層にウィーネは6匹からなるモンスターのパーティーにいました、ウィーネの耳は悲鳴を捉えて、こんなに痛々しく苦痛に染まった叫び声を聞いたのは初めてでした。
小隊の指揮をとるラーニェは様子を見に行きますが、一匹のセイレーンが磔にされています。
イケロス・ファミリアが囮を使ってゼノスを誘い出したのです、ゼノスのオードとクリフが殺され、ラーニャが辱められそうになるが己の胸部に手を突き刺します、ウィーネとフィンは囚えられました。
激しい音を立てフェルズとの連絡用水晶が砕け散りました、ゼノスのグロスがラーニェの部隊が殺戮されて人間は信用出来ないと激情を爆発させルームを震撼します。
グロス達は、報復する、同胞は必ず取り返すと進軍を開始しました。
ベルはダンジョンに向かうところだったアイズを呼び止めモンスターについて聞いてみました。
突然けたたましい鐘楼の鐘が鳴り響き緊急警報が流れリヴィラが武装したモンスターに壊滅、ダンジョンへの侵入は禁止となり各ファミリアはギルドの指示が出るまでホームで待機となりました。
動乱都市
ギルド本部は阿鼻叫喚の巷と化していました、ゼノス達以外に誰も真相を知る物はいません。
ウラノスは討伐隊をガネーシャ・ファミリアに一任させ、ベルを討伐隊に組み込むよう指示を出します。
動乱する都市を眼下にディックスがしくじったことを面白がるイケロスの姿がありました。
ヘスティアはホームでギルドからの巻物を受け取り、ベルが討伐隊に組み込まれると知ると走り出しました、リリ、ヴェルフ、ミコト、春姫も一糸乱れない動きで後に続きます。
豊穣の女主人ではアイシャがリューを訪ねていました、アイシャはヘルメス・ファミリアに所属していてベルの護衛に行きます、事の次第を説明し一緒に行くか問います。
塔の一角でアスフィと待ち合わせしアイシャとリューはダンジョンへ向かいます。
ベルとフェルズもカネーシャ・ファミリアの一団と一緒に討伐隊の列にいました、ベルは自分を呼ぶヘスティア達に驚きましたが女神の激励に力強く頷きました。
獣の夢
グロス達はリヴィラでイケロス・ファミリアの男を捕まえ同胞の居場所を聞き出していました。
ガネーシャ・ファミリアもリヴィラに到着しグロス達が東の大森林へ向かっているのを目撃します、森と街の二手に別れベルとフェルズは森へ向かいます。
急行したガネーシャ・ファミリアが見たのは殺し合っているモンスター同士でした、人間の姿を捉えたゼノスが襲いかかってきます。
アイシャとリューも参戦し、ベルはリザードマンのリドに戦場の外へと弾き出され、フェルズがグロスの説得を試みます。
リドはベルに帰れと言われますが、フェルズと共に後を追います、東端に大型級のモンスターさえ通行可能な人工物の扉を発見します。
ヘスティア達は密猟者のアジトからダンジョンに行けないかと考え、心当たりのあるリリがソーマ・ファミリアのザニスに聞きます、ダイダロス通りとだけ言い、リリ達は向かう事にしました。
グロス達は扉が全て開いている通路に誘い出されていました、辿り着いた先に同胞達がいて救出しますが、自分達を囲う檻に閉じ込められます。
そこにベルとフェルズが現れディックスは、ここはダイダロスの遺産で自分は子孫だと言います、その証拠に左眼にDの記号、ここの扉は目玉に反応するため死体から鍵代わりにくり抜いていると言います。
ダイダロスの子孫達は千年かけて人造迷宮を作ってきた、残された設計図のまだ三割だと言います。
ディックスは力つきるまで暴走し続ける呪いの魔法をグロス達に放ちました、部下にフェルズを攻撃させ、追ってくるベルと戦います。
ディックスはダイダロスの血が駆り立てると言いますが、イケロスは人造迷宮なんて眼中になく獣の夢だと言います。
18階層では黒いミノタウロスの出現でガネーシャ・ファミリアが全滅、アイシャとアスフィも倒れリューも振り下ろされる両刃斧に死を覚悟しましたが森の奥からモンスターの遠吠えが聞こえ怪物は移動しました。
ディックスはウィーネの額の紅石をむしり取り少女は怪物となります、ベルの姿を探しますが人間の悪意を恐れるように巨尾を翻す。
ベルはウィーネに大丈夫と近づきウィーネは涙を流し、リドも少しだけ正気に戻りディックスを攻撃、止めを刺そうとした時、ウィーネの紅石を工事中の縦穴へ放り投げました。
ディックスは扉を開けウィーネを地上へ放ちました、ベルとリドとレイは後を追いかけます。
ディックスは一本道の通路を逃げていましたが、後ろから黒いミノタウロスの両刃斧にあっけなく死の餌食となりました。
フェルズがベルに追いつき全癒魔法により全快にしてくれました、ヘスティア達とも合流しましたが一般人にもウィーネの姿を見られてしまいます。
ロキ・ファミリアが怪物を排除しようとし、ベルはウィーネの前に立ち庇いますがゼノス達も現れ戦闘が幕を開けました。
ゼノス達はロキ・ファミリアに打ちのめされ、フェルズはフィンに追い詰められ、ヴェルフは限界とばかりに足を踏み出しリリに止められますがヘスティアは行く事を許可してくれました。
交戦中黒いミノタウロスが現れ誰もが動きを止めます、ロキ・ファミリアが相手をしますが強い、ヘルメスはフェルズをガレスから救っていました。
激しい交戦が続く中、戦姫アイズがミノタウロスの体を切りつけ深手を負わせます、フェルズの煙幕が投げ込まれミノタウロスとゼノスは撤退します。
ウィーネは歓楽街まで来ていました、イケロス・ファミリアの唯一生き延びた男が怨念の槍をウィーネに突き刺しました。
ウィーネはベルの腕の中で、長い竜の尾が灰となって崩れていく、泣きながら花のように微笑んでベル大好きと崩れ落ちました。
ベルの背後に黒衣の魔術師フェルズは詠唱しベルの腕の中に竜の少女が蘇っていました、八百年たって初めて成功したと尻餅をつきました。
ゼノス達に感謝され、フェルズに愚者であれと言われ、愚かな偽善によって救われた命が確かにあるのだから後悔はするなと祖父が言ってくれているような気がしました。
エピローグ
ベルはゼノスやウィーネと別れダイダロス通りに戻って来ました、住民も冒険者もギルド職員も射抜くような眼差しを向けてきます。
稼ぎのためにモンスターを庇って追い続けた少年に無言の避難が殺到します。
ギルド嬢のエイナがベルの前に立ち隠し事をしていることを怒り、話してくれないことを悲しみ泣いてベルを抱きしめる、ヘスティア達は静かに見守っていました。
事件から二日後、北門からガネーシャに見守られてイケロスがオラリオを永久追放となりました。
ヘルメスはウラノスに事態の収束を報告していました、未だダンジョン戻れないゼノス達は帰る手段がありません。
ヘルメスは今後の騒動の鎮圧も引き受けると言います、ベルはゼウスの置き土産だから、今度はこちらに協力して欲しいと要求しました。
廃墟の一角に片腕を失った漆黒の猛牛が息をひそめていました、血を滴り落とし怪物の生命力で生き繋いでいます。
怪物は穴が空いた頭上を仰ぎ、星々を見つめ未だ見つからない何かを探し出すように白い月を見据えていました。
以上、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻のネタバレでした。
イケロス・ファミリアのせいでゼノス達の怒りが爆発し全ファミリアを巻き込む騒ぎになりましたね。
団長のディックスも団員も死んで主神イケロスも追放になり。
ゼノス達は地上からダンジョンに戻る事が出来ず、しかもバラバラになってしまい、無事に戻れるのか?
続きが非常に楽しみな1冊となっていました!
ダンまち11巻のネタバレは下記の記事でまとめてあります。
まとめ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻のネタバレまとめでした。
ウィーネが灰になってしまったのにフェルズの魔法で復活した時は、流石ファンタジー!
ヘルメスがベルはゼウスの置き土産と意味深な事を言ってましたが、人々の信用を無くし非難され、どう立ち上がっていくのか楽しみです。
さて、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10巻を読んでみてあなたはどうでしたか?
新たに迷宮がある事が分かってファンタジーの領域が広がり、この迷宮にまつわるストーリーも読めたら面白いですよね。
感想などがあればコメント欄に載せてもらえると嬉しいです!
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