【ラノベ】月とライカと吸血姫1巻のネタバレとあらすじまとめ

※この記事ではラノベ『月とライカと吸血姫1巻』のネタバレが含まれます。

月とライカと吸血姫は、人類初の宇宙飛行を目指すストーリーで、ロケットの実験飛行に人間の身代わりとして吸血鬼を使用するという差別と偏見のダークな世界です。

その実験台に選ばれた吸血鬼の少女と宇宙に焦がれた青年が、厳しい訓練を共にして種族の壁を越えた夢と純愛の青春コスモノーツグラフィティでもあります。

月とライカと吸血姫は

「このライトノベルがすごい!2018」文庫部門BEST4
「このライトノベルがすごい!2019」文庫部門BEST12

と2年連続ランクインしており、さらに漫画化もされている人気作品。

なので、興味があればぜひラノベでも漫画でも読んでみてほしいのですが、簡単に知りたい人や時間がない人のために、ラノベ『月とライカと吸血姫1巻』のネタバレをまとめました。

 

月とライカと吸血姫1巻のあらすじ

月とライカと吸血姫1巻のネタバレの前にあらすじを紹介します。

いまだ有人宇宙飛行が成功していなかった時代。ツィルニトラ共和国連邦の最高指導者は、人間をロケットで宇宙に送り込む計画を発令。その裏では、実験飛行に人間の身代わりとして吸血鬼を使う『ノスフェラトゥ計画』が進行していた。閉鎖都市で訓練に励む宇宙飛行士候補生のレフは、実験台に選ばれた吸血鬼の少女、イリナの監視係を命じられることになる。上層部のエゴや時代の波に翻弄されながらも、ふたりは命懸けで遙か宇宙を目指す。宇宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女が紡ぐ、宙と青春のコスモノーツグラフィティ。

引用元:Amazon

 

ラノベ『月とライカと吸血姫1巻』をざっくり3行で紹介

続いてラノベ月とライカと吸血姫1巻の内容をざっくりと3行で紹介します。

ざっくり3行で月とライカと吸血姫1巻

宇宙飛行士候補生(補欠)の青年と吸血鬼の少女が出会う
絶望的な運命と嫌がらせにも負けず訓練を続ける
ロケットの打ち上げは成功し史上初の宇宙飛行士が誕生

月とライカと吸血姫1巻では、主人公が「吸血鬼はモノとして扱え!」と言われてましたが実際に会うと美しい少女で、一緒に過ごす時間が二人の距離を近づけ、同じ夢を見る同士となります。

旧ソビエトの宇宙開発に模して作られているようでフィクションなのに、もしかしたら同じような理不尽な現実は合ったんじゃないかと思わせるような感覚があります。

ここから少し月とライカと吸血鬼1巻のネタバレを含みますが・・・

人間相手でも差別や偏見はありますが、吸血鬼という事宗教的にも理不尽な扱いを受け、味方が誰もいなくても諦めないイリナがカッコイイです!

そんな時に宙に憧れる青年レフと出会い、イリナは荒んでいた自分の気持ちが少しずつ変わってきました。

国家紛争や内部の権力争いに巻き込まれながら、命懸けで宇宙を目指す二人の願いは月まで届くのでしょうか?

それでは、月とライカと吸血姫1巻のネタバレをここから紹介していきます。

 

ラノベ『月とライカと吸血姫1巻』のネタバレ

レフ・レプス中尉は時速ニ〇〇キロで自由に落下していました。

三〇〇〇メートルの上空から飛行機を飛び降り、腹ばいの姿勢で手足を大の字に広げ空気の層に乗ります。

パラシュートを開くと身体がグイッと引き上げられ、風に揺られながら「レフ・レプスただいま宇宙より帰還しました」声は誰にも届かず中空に溶けていきます。
 

吸血姫

パラシュート降下訓練を終えた宇宙飛行士候補生は空軍のバスに乗り一路、宇宙開発都市「ライカ44」へと向かっていました。

「ライカ44」は地図に記載されておらず、住民登録もない、別の街の名前を名乗っています。

レフは存在そのものを隠されているチーフに訓練センターの所長室に呼び出されました。

所長室の前には重厚な樫の扉の両側に国家保安委員会のバッジが光る運送屋と呼ばれる者が控え、室内には腕組みをするヴィクトール中将、隣にはモジャイスキー生体医学研究所主任が控えていました。

中央にはチーフのコローヴィン、政府中央委員会から有人宇宙船が宇宙で起動に乗った直後、国営放送で生中継が決定されたと話す。

その前に吸血鬼で実験をする事になり、実験体の打ち上げは二ヶ月以内で行う予定、レフは実験体の監視及び訓練の付き添いをするよう命令されます。

夕闇が刻々と色彩を変えるなかレフはモジャイスキー博士について訓練センターの裏手から、こぢんまりとした建物に辿り着きました、生体研究所の別棟で実験用動物の生育施設です。

奥の区画に行くと各壁面にはI~Vまでの番号が振られた分厚い鉄の扉があり、中央には看守所があって毛皮のコートを着た少女が出て来ました。

少女は空軍医学研究所所属の研究員で吸血鬼の生体研究が専門のアーニャ十八歳と紹介されました。

実験体はIの独房、棺桶の上に少女が座っていました、名前はイリナ・ルミネスク空軍中尉二十一歳、身分証の住所は候補生達の共同宿舎になっています。

レフはとりあえず挨拶をしてみましたが、イリナは握手を返そうとせず、まじまじとレフを見つめます。

モジャイスキー博士がレフに書類を差し出し、実験を遂行するための守るべき点四つを実験体にも聞こえるように読み上げように言いました。

そしてレフはイリナの隣で生活する事になりました、モジャイスキー博士は本筋の業務へと戻り、アーニャは医学的なデータの採取と数値のチェック、訓練への同行や日常生活はレフの任務です。

イリナは高圧的な態度で名前呼びを許し、日光に当たってもヒリヒリする程度で、暑さに弱く氷点下でも薄着で平気な耐寒性、暗闇でも視界を確保出来る暗視能力があるそうです。

レフはイリナを食事に連れて行くように言われ、共同宿舎の食堂に行きます、イリナは食堂に着くまで吸血鬼に対しての疑問に答えてくれました。

食堂では候補生達が実験体について雑談をしていました、様々な思いの目に見られながら配膳カウンターへ行くと寮母のナタリアが優しく迎えてくれました。

実はイリナが十七歳だと言う事を知ります、余計な事は話さないと決めたレフでしたが、彼女が気になって仕方がありません。

イリナはチョコレートを舌先で転がしながらレフをちらっと見ました、好意的に振舞うレフを不思議に感じていました、そして隙を見せないよう警戒心を呼び起こします、二ヶ月耐えれば、イリナは自由を手に入れられるのだから。
 

訓練が開始

本日から訓練が開始されます、内容は毎日変わりますが基本は同じです、イリナの身体能力は相当なものでした、味覚がほとんどないと言う事も判明しました。

レフはどこか非現実的な気分になっていました、怖かった吸血鬼族と食事をしているなんて親が聞いたら腰を抜かすだろうと、でも軍事機密なので肉親だろうと口外厳禁で言えません。

一介の飛行士だったレフは九ヶ月前の冬、二十一歳の時に名乗らない黒ずくめの男に声をかけられ、何をするのかも分からず試験を受けました。

あらゆる方法の試験を通過し宇宙を目指すコスモノート候補生に選ばれました。

本日の訓練は熱気室での耐久試験と加重訓練です、訓練センターのサガレヴィッチ副長官は嫌悪を顕にマスクと手袋、十字架の首飾りをしてニンニク臭を放っています。

イリナは加重訓練中にベルトで締め付けていた箇所から血を流します、レフとアーニャは慌てて駆け寄りますがサガレヴィッチ副長官は聖水で消毒しろと言います。

レフは彼女の血を見て自分と同じ赤色なんだと思いました。

座学、水泳の訓練をし、ロケットは全自動で操縦の練習はしないが高度七〇〇〇メートルで脱出する事を知らなかったイリナにパラシュート降下を教える事にします。

イリナは高所恐怖症でした、まずはワイワーで滑走し向かいの土手に着地する訓練からです、怯えるイリナの襟首をレフが掴んで背中を押します。

イリナは腰を抜かしていましたが今日の全行程が終わりです、これが二ヶ月続きます。

レフは炭酸水をイリナに勧めました毒物でも飲んだかのように喉をかきむしって悶えますが、レフは気分がすっきりするしレモネードは最高だと笑いました。

人間なら冷たさを感じる温度のぬるま湯を頭から浴び、遠心加速器訓練で締め付けられた箇所が痣となって腫れ上がっています。

今日の出来事を思い出す、心に根を張った人間への闇は綺麗に洗われることは有りませんでした。

訓練が始まってから二週間が経過しました。

高所恐怖症を克服する訓練を行います、軍用飛行場から訓練機に乗って高度の世界に慣れるようにします。

飛行場に戻ると何やら慌ただしい、アルビナール宇宙基地で事故が発生し国家委員長を含む一五〇名近くが亡くなった、爆発の原因は内部犯の疑いが有ります。

この大惨事の煽りを受けて訓練も中断、降下塔での練習を繰り返していましたが、事故から一週間後には訓練が再開され、レフとイリナは飛行機から飛び立ちました。

レフの腹部とイリナの背中を密着させた状態で降りていった、イリナはもう一回飛びたいと練習を続けるが、レフは積極的で不平不満を漏らさない事に違和感を覚えました。

深入りせず一線を引いたまま無視しようとすればするほど彼女の存在は心に浸潤していきます。

打ち上げの日が決定しました、アルビナール宇宙基地より十二月十二日午前五時四分。

イリナの宇宙服を持って科学製造企業の開発者がやってきて試着しサイズを確認します。

暑くて重くて動きにくい蒸し風呂みたいな服を着たまま色々な動きをさせられチェックが終わりました。

イリナが着替えている間に女性エースパイロットのローザが不愉快そうな顔つきで近づいて来ました、イリナが一番乗りで宇宙に行く事に嫉妬しているらしく、実験が終われば廃棄される存在と吐き捨てました。

無響低圧室での孤独訓練の後、精神的に辛い訓練なので気晴らしに休日二人で出かける事にしました。

そこでイリナは自分の事を語り始めました、三歳の時に戦争に巻き込まれて両親が殺され村が燃やされた、鏡台の下に隠れていて助かり、お城の地下室で何年も本を読んでいたと。

「吸血鬼は月の民である」言い伝えを信じ、月の民だからこの惑星で虐げられてると首飾りの月の石を手にとり、宇宙が人間に汚される前に月を見てみたいと言います。

五日間の無響低圧室での訓練を終えてイリナが出てきました、レフは炭酸レモネードを差し出し、今後はパラシュート訓練を強化するので飲んだら早速開始と言います。

その訓練中に火球が落下してきました、墜落現場に駆けつけた二人は真っ黒な塊となった二匹の犬を見つけ、イリナは顔を青ざめ震えながらしゃがみ込みます。

打ち上げが失敗し墜落した現場を目の当たりにしてイリナは元気がなく食事も喉を通らない、医務室に行くと極度の貧血と言う事でした。

一日休んでも水しか飲めず、点滴も効果なし、栄養をとなければ過酷な訓練に耐えられない、レフは血を飲む事を思い出し、自分の血を勧めます。

レフは上着を脱いで左腕を差し出し、イリナは恥ずかしそうに噛み付く、イリナは美味しかったと頬の血色が良くなっていました。

快復したイリナにパラシュート降下技能を叩き込む、そして実験体が搭乗するキャビンに爆薬が搭載される事が決まりました。

レフにとって彼女は、もはや実験体ではなく夢を共にする同士でした、純水な心を持った少女でした、彼女を失いたくないと強く思います。

打ち上げまで残り六日、遠心加速器でイリナは振り回されていましたが機械の不具合で止める事が出来ません、レフは機械を破壊して止めるとサガレヴィッチ副長官から罵声を浴びせられ反抗してしまい独房送りとなります。
 

神の領域へ

何千回というレフの溜息が独房に満ち、打ち上げ当日を迎えました。

イリナはヴィクトール中将に起こされ準備が始まります、首飾りをつけようとすると技術官は強引に奪おうとします、そこにレフが現れました。

先日の事故は技師による策謀と言う事が分かり、実は国家保安委員会の監視官だったナタリアに釈放してもらったのです。

レフはイリナの手から宝石を預かり、月に飛べる日が来たら持って行けば良いと言い、ヘルメットに国家連邦の略名を書きます。

午前四時夜明け前の蒼空に整備等の証明が幻想的に光る、準備が完了しイリナはキャビンに搭乗します、レフは握手を求めイリナは握手を返すと別れが辛くなり想いがあふれそうでした。

レフは打ち上げの指揮が行われる発射管制棟に移動しました、イリナの顔は見たこともないほど硬く、淡々と事務的に作業が進められていきます。

打ち上げは成功しましたが、遠隔測定の数値を凝視していたモジャイスキー博士が突然不穏な声を上げ、イリナに呼びかけるが反応が有りません。

宇宙空間に到達しレフが祈るとイリナは我に返り暗号に変わる料理を読み上げます、そして予定には無かったレフの好きなお酒の作り方を紹介し、ジャズで愛しのあなたをお勧めしました。

イリナはレフにどうしても気持ちを伝えたかったのです、大気圏を突破した時の記憶はなく気づいたら宇宙でした、窓の外に白銀に輝く月が姿を見せます、レフの名前を読んだとたん涙がこぼれ一緒に月旅行がしたいと思いました。

もっとも危険な大気圏再突入に移行し炎が上がりました、上がっていく室温系がぼやけ意識を保つことが精一杯でした。

地上では技術官が悲痛な叫びを上げていました、レフが落下地点へ捜索願いをし、チーフが職員にキャビンの回収を命じました。

パルマ平野に到着しキャビンの落下を確認、内部にイリナはいませんでした、バイク部隊は捜索を中止しますがレフは必死に探します。

イリナを見つけますが目を閉じたままで起きない、レフの目から大粒の涙がこぼれイリナの頬に落ちると目を覚まします。

パラシュートを外しイリナは顔を上げてレフを見つめる、あなたの声が聞こえたと目から涙がとめどなく溢れ頬につたう。

「おかえりイリナ」彼女は史上初の宇宙飛行士となり、そして「ただいまレフ」とレフの胸元に顔をくっつけました。

以上、月とライカと吸血姫1巻のネタバレでした。

宇宙飛行が成功して、イリナは嫌がらせや苦手な訓練にも耐え頑張った甲斐がありましたね。

宇宙飛行を成功させた次はどうするのか?月へ行けるのか?それとも廃棄処分になるのか?

ラノベ『月とライカと吸血姫』2巻のネタバレとあらすじは下記の記事にまとめましたので、知りたい場合はこちらから。

【ラノベ】月とライカと吸血姫2巻のネタバレとあらすじまとめ

2019.01.04

 

まとめ

月とライカと吸血姫1巻のネタバレまとめでした。

レフが間違った事が許せない熱い男だからイリナの力になれたのかも知れませんね。

レフは頭脳明晰で健康優良児の若者で頼りになるはず!

全体的に理不尽な空気を纏ったダークな世界ですが、主役の二人が純水なおかげで、思ったよりも嫌な感じがしなかったと思うのですが、皆さんはどう感じましたか?

宇宙飛行がテーマですが難しい専門用語も出てこないので、宇宙関係に興味が無い人でも読みやすいですよ。

月とライカと吸血姫は漫画も出ていますので、ラノベを読むのが慣れていない人は漫画を読んでみてもいいですね。

感想などがあればコメント欄に載せてもらえると嬉しいです。







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