※この記事ではラノベ異世界でカフェを開店しました。11巻のネタバレが含まれます。
前巻のラノベ『異世界でカフェを開店しました。』10巻では、エドガー王太子とメルディアルア姫が結婚しました、準備は大変だったけどお茶会したり、お忍びでカフェに行ったり楽しそうでした。
リサも異国の新しい食材に目をキラキラさせていたし、アランが新しいメニューを考案して楽しませてくれました。
この記事では、その続きとなるラノベの異世界でカフェを開店しました。11巻のネタバレをまとめてあります。
異世界でカフェを開店しました。10巻のネタバレも下記の記事でまとめてありますので、チェックしていない方はこちらから。
異世界でカフェを開店しました11巻のあらすじ
ごはんのマズ~い異世界にカフェを開店したリサ。地球の食文化を広める彼女のもとに、アシュリー商会から相談が。なんでも、お米や味噌などの売り上げが伸び悩んでおり、普及と販促のためのアイディアが欲しいという。「それなら料理コンテストを開いては?」と提案してみたところ、さっそく実現することに! リサが講師を務める学院の料理科からは、アメリアがエントリー。教え子の挑戦を応援するリサだったけれど、頑張るアメリアの前に、思わぬライバルが現れて――? 異世界初の料理コンテストは大波乱!? 大人気クッキング・ファンタジー、ドキドキの十一巻!
引用元:アルファポリス
ラノベ『異世界でカフェを開店しました。11巻』をざっくり3行で紹介
ラノベ『異世界でカフェを開店しました。11巻』のネタバレの前に、11巻の内容をざっくりと3行で紹介します。
・マンゴーみたいな果物でフェアを開催します
・異世界初の料理コンテストが開催されました
・リサとジークに赤ちゃんが出来ました
異世界でカフェを開店しました。11巻では、スーザノウル特産の物を使った料理フェアで沢山のスイーツや新しい料理が登場します。
料理コンテストでも卒業課題でもアイデアがいっぱい出ていました。
それと、リサのお腹に赤ちゃんがいる事が分かり、バジルちゃんには光って見えるらしく既に仲良しになっていました。
ここから少し11巻のネタバレを含みますが・・・
スーザノウルのマスグレイブ公爵が突撃訪問してきました。
専属料理人のランダルさんが料理コンテストに参加し、応援しに来ました。
あと、アシュリー商会のキャロルさんは相変わらずキャラが濃いですね。
料理コンテストの一次審査は学院の卒業課題と連動させ、アメリアは張り切っています、どんな料理になるか楽しみですね。
それでは、異世界でカフェを開店しました。11巻のネタバレをここから紹介していきます。
ラノベ『異世界でカフェを開店しました。11巻』のネタバレ
暖かな春風が吹くフェリフォミア王国の王都、王宮から少し離れた小高い丘に学院があります。
設立時は講師が四名でしたが十名以上になり、植物学や栄養学を専門とする講師も数名、今年度からは給仕やマナーの授業も始まり顔ぶれが豊かになりました。
二階の職員室では講師達が集まり、三年生の卒業課題について話し合い、いつも通りの授業が始まります。
料理コンテスト
リサとジークはアシュリー商会の代表アレクシスさんに呼び出され商談用の応接室に来ていました。
開発部門のキャロルさんも加わり本題は、最近、売上が伸び悩んでいる商品がありこのままだと製造や取り扱いをやめなければならなくなるので案を出して欲しいと言います。
アシュリー商会としては、商品を広く知ってもらい、購入者の母体が増えて、定期購入してくれる大口の取引先が出来るのが理想です。
リサは、料理コンテストはどうかと提案します、優勝した人には賞金と副賞としてアシュリー商会の出資でお店を開く権利を与える事にしました。
更に、学院の課題も同じものにしてコンテストに参加させても良いようにしました。
一次審査のお題は、醤油または味噌を使ったオリジナルレシピ、二次審査は、一次審査で選ばれた数名で実際に料理をしてもらいます。
学院で生徒達に説明すると、アメリアが私にもチャンスが巡ってきたと張り切ります、ルトヴィアスとハウルは進路が決まっているため参加しません。
リサは本業であるカフェ・おむすびでやるフェアの食材をカフェの皆に試食してもらおうと持って来ました。
パルゥシャという果物で日本でいうマンゴー見たいな果物です、スーザノウルから輸入していて時期によって若干味が違うらしい。
フェアは三~四ヶ月続くので他のスーザノウルの食材も使います。
フェアの第一弾はロールケーキとプリン、第二弾はタルトとショートケーキ、第三弾はムースととっておきのスイーツです、そして食事メニューは生春巻き、トルティーヤ、フォーを日替わりで出す予定です。
ある日、スーザノウルのマスグレイブ公爵より手紙が届きました、フェアの噂を聞いて協力したいと書かれていました。
リサは自宅で、フェアの事と食材を融通してくれたお礼、料理コンテストが開催される事を書いて返事を出しました。
リサは料理科の調理室に来ていました、数日前、二月半の長い夏休みに入り、一期生が無事に卒業していきました。
センチメンタルな気持ちに浸っていると、ドアが勢いよく開きキャロルが入ってきて、食材が詰まった箱を次々の運んできます。
料理コンテストの一次審査で集まったレシピの内、まともなレシピだけ実際に調理して、二次審査へ進む参加者を選びます。
計十五品作って試食し評価していく、チェック項目は味、テーマ食材の活用度、新しさ、作りやすさです。
選ばれたのは三品、みたらし海苔ドーナツで元料理科の生徒アメリア、二つ目は漬け醤油でスーザノウルのランダル、三つ目は味噌入りシチューでニーゲシュトックのエルミーナ。
二次審査は、米と麺を両方使います、中央広場で料理を作ってもらい盛大に行う予定です、審査員には王宮料理長にも声をかけ、一般の人にも参加してもらって試食も考えています。
話がまとまると調理台に残った料理を二人で食べます、リサは最近すごくお腹が減るらしいのです。
一次審査の結果がアメリアの元に届きました、二次審査の課題が思いつくよう、一次審査のアイデアが浮かんだカフェ・おむすびに行きます。
若い女性が来店しました、アメリアの二つ隣のカウンターへ座りパンケーキを注文します、リサに会いたいと自己紹介すると料理コンテストで二次審査に進むエルミーナでした。
アメリアも二次審査に進んだと言うと敵対心むき出しです、ヴィルナが来店し、婚約者リクハルドの従妹だと紹介します。
夏も半ばにさしかかった頃、カフェではかき氷の販売が始まりました、マスグレイブ公爵が突然来店、側近のニコラスさんと専属料理人のランダルさんも一緒です。
マスグレイブ公爵はスーザノウルの特産品でパイナップルに似たナツァナの商談に来ました、二階に案内し、パルゥシャのかき氷を出します。
実はアシュリー商会とは話をつけてあり、流通の準備も万全なので必要なら用意できますよと言う事でリサの新作メニューを楽しみにしているようです。
そしてマスグレイブ公爵に丸くなったと言われショックで固まります。
リサの食欲は収まらず、空腹になると気持ちが悪い、でも太ったと指摘されてから普通の食事量に戻していました。
クロード家みんなが心配してくれるのでコンテストが終わったら医者に診てもらう事にしました。
いよいよ料理コンテストの二次審査の日、中央広場には多くの人が集まっています。
司会の男性が観客へ注意事項を伝え、審査員の紹介をします、王宮料理長マキニス、動植物学の権威セビリヤ、リサ、アシュリー商会代表のアレクシスと一般の審査員です。
参加者の紹介をして調理開始です、制限時間は正午まで、司会者の実況と審査員の解説で進行していきます。
そして時間がきて調理は終了し、各人から作った料理について説明してもらいます
ランダルさんは海鮮を使った炒め混ぜご飯と冷製のフォー、アメリアはお米の生地の包み焼きと焼きラーメン、エルミーナはお米入りのロールシューゼットとケールのクリームパスタです。
今回作った料理はアシュリー商会からレシピが発売されると司会者から説明があり、いいよいよ優勝者が発表されます。
第三位はエルミーナ、第二はアメリア、第一回料理コンテスト優勝者はランダルです、優勝したランダルにはアシュリー商会代表より記念の楯と副賞の目録が授与されました。
リサから今回の総評をし、ランダルは副賞をアメリアに譲ると言います、副賞は出店権利なので専属料理人のランダルには必要の無いものです、協議の結果、問題なしで目録をアメリアに渡すとアメリアは感激し震える手で受け取りました。
こうして料理コンテストは大盛り上りのうちに終了しました。
会場にはコンテストの関係者だけが残り、ランダルは料理科に通っている娘のシェーラに抱きつかれ祝福されていました。
アメリアはルトヴィアスとハウルから笑顔で祝福され、胸がじんと熱くなりました。
そして三位のエルミーナはアメリアと握手をして良いライバル関係になったようです。
ジークはリサの顔が赤い事に気遣い、キャロルの好意で先に帰りました。
翌日、リサは医者に診てもらうと妊娠していた事が分かります、ジークは膝をつきリサを抱きしめて喜びました。
異常な食欲も妊娠初期の症状だったようです、養母のアナスタシアさんが息を切らして来て喜んでくれます、ギルフォードさんは驚いて足をぶつけ引きずりながら号泣していました。
夏の終わりに訪れた嬉しい知らせ、クロード家はますます賑やかになりそうです。
カフェ・おむすびの本店は休業日、料理コンテストで戦った面々が集まり祝賀会のようになっているが、本来はナツァナを使った料理の試食会です。
料理は酢豚を作りました、そして皆に妊娠した事を報告します、皆が祝福してくれる素敵で幸せな光景です。
リサは今の温かい気持ちを伝えるようにお腹を優しく撫でました。
ある少年達の卒業
書きかけの文字をペンで塗りつぶし、勢いよく机に突っ伏したのはルトヴィアス、料理科の三年生で卒業課題の真っ最中でした。
味噌か醤油を使ったオリジナルレシピの作成で、頭を悩ませているが、いいアイデアは浮かんできません。
ハウルはキース先生に相談してだいたい固まったようです、アメリアは料理コンテストに参加するので準備に余念が有りません。
授業も残り少ない中、特別授業が行われました、各学年一人ずつの三人一組でフルコースを作ります、先生達は一切指導なし自分達だけで行わなければなりません。
ルトヴィアスの班は和食で、二年生が隣国スーザノウルからの留学生シェーラ、一年生はダスティンです。
三年生は全ての料理を作った事が有るので他の二人に指導しながら作っていき、出来た料理は大広間に運んで三人で食べます。
一番乗りだったことに優越感を感じ、一年生の初々しい話を聞くとルトヴィアスは何かを閃いたようです。
チョコレートクリームを使ったケーキでスポンジに醤油を練りこんだものを作りました、料理を志したスイーツを試行錯誤しながら完成させました。
卒業式、料理科が設立されてから初めての卒業生です、男子はマント、女子はカクテルハットを卒業の証として受け取ります。
料理科の主席卒業生はハウルでした、ハウルの挨拶が始まるとアメリアが号泣し、式はあっけなく終わりました。
ハウルは王宮、ルトヴィアスはカフェ、アメリアはアシュリー商会とみんなバラバラになるのは不思議な気分で寂しい。
長いようであっという間の三年間が終わりました、刺繍の入ったマントを風になびかせ、すがすがしい気持ちで一歩を踏み出しました。
ある精霊の観察
広い寝室のサイドテーブルに置かれたふかふかのクッションの上で、大きなあくびと共にうーんと腕を伸ばしたそれは、体長二十センチの緑の力を持つ精霊バジル。
主人のリサはまだ寝ていて、チカッと小さな光が見えたが、リサに特別変わった様子が無いので再びクッションに寝転びました。
季節は初夏を迎え、学院の料理科は夏休みに入りましたが、リサは料理コンテストの準備で忙しそうでした。
バジルがカフェでショートケーキを食べていると、リサのお腹が突然ぽわっと光、喉を詰まらせてしまいました。
バジルは不思議に思い、しばらくリサの様子を観察する事にしました、最初は一日に数回だけだったのが日に日に間隔が短くなり、回数も多くなっています。
バジルより契約精霊歴が長いシャーノアに聞いて見ますが分からないそうです、リサの養父ギルフォードの妖精も理由は分からないらしい。
リサとジークが寝静まった頃、お腹の光に直接聞いてみました、光の点滅で意思疎通が出来る事が分かると、会話するようになりました。
リサは異常な食欲があり、空腹だと気持ち悪くなるので医者に見てもらう事にしました。
クロード家お抱えの老医者が来てくれて、妊娠していることを告げます、バジルはお腹に赤ちゃんがいる事を知って納得しました。
そしてリサが寝ている間にこっそり会話している事を打ち明けます、リサがバジルちゃんはこの子のお姉さんだと言うと、なんて素敵なんだろうと胸が高鳴りました。
アナスタシアがお昼にしましょうと手を合わせ、ジークが酢豚とゼリーを作ります、バジルはゼリーを食べながら生まれてきた赤ちゃんとも食べたいと思いました。
バジルに答えるように、リサのお腹が嬉しそうにぽうっと光って見えました。
以上、異世界でカフェを開店しました。11巻のネタバレでした。
スーザノウルフェアは大盛況だったし、料理コンテストも大盛り上りで大成功。
アメリアも副賞を譲って貰えて夢に少し近づけましたね。
第12巻は、いよいよルトヴィアスくんがカフェ・おむすびで働き始めますが、何やらジークが難しい仕事を任せてしまうようです。
異世界でカフェを開店しました。12巻のネタバレは下記の記事でまとめてありますので、知りたい場合はこちらから。
まとめ
異世界でカフェを開店しました。11巻のネタバレまとめでした。
ヴィルナの婚約者リクハルドは社交的なのに従妹のエルミーナはツンデレさんでしたが、アメリアとは同世代っぽいので仲良くなれるかな?
そして、学院の仲良し三人組はいよいよ卒業です。
職場はみんなバラバラだけど、それぞれの活躍が早く聞きたいですよね。
あと、ここのところ妖精バジルちゃんが大活躍で、赤ちゃんと会話出来るのはビックリです。
さて、異世界でカフェを開店しました。11巻を読んでみてあなたはどうでしたか?
料理コンテストは楽しそうなので毎年続けて欲しいです、来年はルトヴィアスやハウルも参加して欲しいな。
ランダルさんの娘シェーラちゃんが三年生になるから親子対決とかも面白そうですよね。
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