※この記事では異世界でカフェを開店しました。9巻のネタバレが含まれます。
前巻のラノベ『異世界でカフェを開店しました。』8巻では、リサがマリッジブルーになりクロード領へ小旅行に行きますが、新しい食材に出会うと好奇心が止まらず、次々と新しい料理を作っていきます。
元の世界では存在が無くなってしまったリサだけどジークと結婚して、皆が祝福してくれて、お祝い用のお菓子も作り、女神様も祝福してくれました!
この記事では、その続きとなるラノベの異世界でカフェを開店しました。9巻のネタバレをまとめてあります。
異世界でカフェを開店しました。8巻のネタバレも下記の記事でまとめてありますので、チェックしていない方はこちらから。
異世界でカフェを開店しました9巻のあらすじ
異世界でカフェを開店しました9巻のネタバレの前にあらすじを紹介します。
ごはんのマズ~い異世界にカフェを開店した元OLのリサ。お店の夏季休業に合わせて、北国ニーゲンシュトックへ新婚旅行に行くことに。リサとジークの友人である女騎士ヴィルナと、その婚約者リクハルドが、現地を案内してくれるという。けれど楽しい旅が始まって間もなく、ヴィルナたちカップルが大喧嘩してしまう! リサとジークは彼らを仲直りさせるため、不器用なヴィルナに料理を教えることにして――? 熱々おでんで彼のハートを取り戻せ!? 大人気クッキング・ファンタジー、待望の第9巻!
引用元:アルファポリス
ラノベ『異世界でカフェを開店しました。9巻』を3行で紹介
続いて、異世界で9巻の内容をざっくりと3行で紹介します。
・料理担当のヘクターは一目惚れした人のためにゼリーを作ります
・北国ニーゲンシュトックへ新婚旅行に行きます
・不器用騎士はおでんを作ります
異世界でカフェを開店しました。9巻では、ヘクターさんがヴィルナに一目惚れしてから天然キャラだと言う事が判明しました。
そして、恋の力は新しいスイーツを完成させてしまいます。
新婚旅行先でゆったり二人きりの時間を過ごすはずが、ヴィルナとリクハルドの婚約解消事件に巻き込まれ、料理の手伝いまでする事になりました。
ここから少し9巻のネタバレを含みますが・・・
ヘクターはヴィルナに振られてしまったけど、三色ゼリーは好評で良い仕事しましたよ。
ヴィルナとリクハルドの婚約解消が噂になって、父親のロディオンさんが乗り込んで来ましたがノリが軽いです。
また料理を考案する事になりました、異国のパーティーって難しそうですが、リサは異世界の人を驚かせます。
それでは、異世界でカフェを開店しました。9巻のネタバレをここから紹介していきます。
ラノベ『異世界でカフェを開店しました。9巻』のネタバレ
季節は夏の盛り、カフェ・おむすびの店長リサはお客さんから結婚おめでとうございますと声をかけられます。
どうやら養母アナスタシアが経営するシリルメリーのウィンドウにリサが着たウェディングドレスが飾られていて、式の後に馬車で王都を回っていたのも憧れてるらしい。
一目惚れの味
カフェタイムも落ち着いた頃、ヴィルナがカフェにやって来ました、リサとジークの新婚旅行の相談をするためです。
行き先のニーゲンシュトックはヴィルナの故郷で、同じ時期に帰省するので観光案内を頼みました、馬車を実家が用意してくれるので一緒に乗って行こうと誘われます。
ジークに確認して厨房から戻ると入口でヘクターとぶつかりました、ヘクターは微動だにせず、頬を染めぼーとヴィルナを見つめています。
ヴィルナが帰った後、ヘクターから今話していた人は誰かと聞かれました、あんな可憐な人がいたなんて気付かなかったと自分の世界に入ってしまいます。
ヘクターが鼻歌まじりに開店準備をしているのを見て、リサは「恋は盲目」とい言葉を思い出し、しみじみと実感しました。
ヘクターは浮かれっぱなしでジークに怒られますが、ヴィルナが甘い物が好きだと聞いて新しいスイーツを考えるべく、リサとジークに相談します。
ジークはヘクターには俺が教えると言い、今やる気が出ているのでヴィルナに婚約者がいる事は黙っていることにしました。
その後、ヘクターは店にヴィルナが来ても遠くで見ているだけ、目が合うと逸らして厨房へ戻ってしまう始末です。
ですが、インスピレーションを大いに刺激したらしく、新作スイーツ作りに没頭し、ゼリーを作る事にしました。
上手く出来なくて凹んだり、リサとジークから励ましや助言を貰って、休業日の一週間後にはゼリーの組み合わせを決め、二週間後には味の調整、三週間後にはほぼ完成させました。
綺麗な三層のゼリーでコントラストが素晴らしい、一番上は紫のチェッドで作ったクラッシュゼリー、その下は白いミルクゼリー、一番下は白ワインです。
リサとジークから合格点を貰い、先に食べてもらいたい人がいるから、販売は三日後からになりました。
カフェにヴィルナが来た事をオリヴィアから教えてもらい試食をお願いしました、説明の最中に入口のベルが鳴りヴィルナを呼ぶ声がします。
ヴィルナの婚約者リクハルドが迎えに来たのです、女性に負けないほど美しく蠱惑的な容貌をして白銀に輝く髪、透き通る白い肌、人を惑わせるような赤い瞳、長身で細身、性別問わず見つめてしまう青年でした。
ヘクターは振られてしまいましたが、試作品のゼリーは書類を届けにきたクロード家のメイドのメリルが食べ、美味しいと喜んでくれました。
それで吹っ切れ、もっと料理を頑張ろうと思うヘクターでした。
新婚旅行
現在、リサとジーク、ヴィルナとリクハルドは馬車でニーゲンシュトックに向かっています。
海沿いを走り、フェリフォミアを発って三日目、ヴィルナの家の別荘を借りる事になっていました、木の質感がそのままの二階建てのログハウス、二階からは湖が見えます。
湖の近くにログハウスを管理している夫婦がいて、ヴィルナ達はリクハルドの別荘に泊まります。
翌日は観光のため近くの街まで足を延ばしました、ヴィルナとリクハルドに案内されて来たのですが、途中で二人が喧嘩して婚約解消すると言い出します。
更に翌日、ヴィルナが改めて街を案内してくれました、調理器具店や刃物店などを見て周り、アクセサリーショップで結婚指輪を首から下げる用にペアでチェーンを買いました。
その間もヴィルナが落ち込んでいるので、リサは料理をする事を提案します、食材を買い込み、別荘へ戻ります。
おでんを作ります、料理が苦手なヴィルナでも具材を大きめに切るだけだし、下ごしらえが出来ればあとは煮込むだけだから簡単です。
ヴィルナが作ったこの料理を、リクハルドを別荘に招待して一緒に食べます。
具材はミズサイ、卵、牛すじ、ケールのつみれ、ソーセージ、バイレを結んだもの、キノコ、ニンジン計八種類です。
食後は二人っきりにしてリサとジークは湖に散歩に行きました、残った二人は同時に謝って思いを打ち明けて仲直りしました。
すると突然の訪問者が現れます、ヴィルナの父ロディオンが乗り込んできて、いきなりリクハルドを殴ります。
婚約解消という噂が流れ、ヴィルナに結婚を申し込んできた者がいるそうです、その噂を払拭するために三日後の戦勝記念パーティーで仲睦まじい姿をアピールする事になりました。
リサとジークは料理に関して協力して欲しいと頼まれます、リサは騎士団の料理で有名人だし、そのリサが友人であれば泊がつく、婚約解消の話題を料理へと逸らしてもらいたいと。
次の日、ニーゲンシュトックの首都ニーデルテリエに向かいます、ヴィルナの実家に着き、ヴィルナの母エディットが出迎えてくれました。
専用の客室に通されたリサとジークは、早速パーティー料理について考えました、夕食時に試食してもらい意見を聞くことにしました。
パーティー当日、リサとジークは早起きしてニーゲンシュトック騎士団の本部に来ていました。
厨房で昼過ぎまで料理の仕込みをしたあと、ヴィルナの実家に戻りパーティーに出席するために身支度を整えます。
二人は礼服を貸してもらい、男性は帽子をかぶり、会場には係の人が名前を読み上げたら入っていきます。
ロディオンの挨拶の後は料理の登場です、ローストビーフを出席者の前で切り分けていくパフォーマンスを行いました。
その他にも牛肉の赤ワイン煮込み、とんかつ、豚の角煮、スペアリブを用意し、試みは大成功のようです。
婚約解消は有り得ない噂だと理解されたようで、ヴィルナとリクハルドは仲間に囲まれて楽しそうに笑っています。
そんな姿を見たリサはフェリフォミア、この世界の故郷に帰りたくなりました。
ヴィルナとリクハルドは改めてお礼の言葉を伝えてきます、別れを告げた後、リサとジークは馬車に乗り込みフェリフォミアを目指しました。
ある精霊の一日
「それでは開店しま~す」オリヴィアの声が店内に響き、カフェ・おむすびは多くのお客さんが詰めかけます。
妖精バジルはカウンターにちょこんと座り様子を眺めるのが好きですが、今日はお出かけしたい気分でした。
マスターに断って外に出る、道具街を進むと精霊に話かけられました、ここは歴史のある通りで精霊が住み着いている建物も有ります。
誰とも契約していない精霊や、まだ契約をする力を持っていない精霊もいて、成長すれば思考が発達し、会話も流暢になっていきます。
街並みを観察しながら中央通りを気ままに飛んで、カフェの常連さんを見かけたり、カフェ二号店も覗いて見ました。
ショーケースのガラスに両手をついてパンを見つめるとお腹が空いてきます。
中心部から離れた所に来ると王都騎士団の詰所でした、訓練中でしたがラインハルトが一番出来の良かったやつにカフェのアイスクリームを奢ると皆やる気を出します。
そろそろ戻ろうと思った時、三人組を発見、妖精の友達シャーノアがいました、カフェに行くと言うので一緒に向かいます。
バジルはリサにお腹が空いたと言って、メイチのかき氷をお願いしました、リサから小さなスプーンを受け取りシャーノアと一緒に食べます。
甘くて冷たくて美味しい、満面の笑みを浮かべて、かき氷を頬張りました。
あるメイドの憧憬
クロード家のメイド、メリルの朝は早い、屋根裏にある使用人用の一人部屋は窓から既に日の光が差し込んでいます。
女の子の誰もが憧れるシリルメリーの制服に着替え、鏡で全身をチェックし、使用人用のミーティングルームへと向かいます。
メリルは侍女長のマリーと親戚です、学院生だった頃、カフェ・おむすびのお菓子に夢中になり、店長がクロード家の令嬢と知った時、なんとしてでもクロード家の使用人になろうと努力しました。
メリルの仕事はハウスメイドと侍女を兼任しています、任される仕事は主に掃除とクロード家の人々の身の回りのお世話です。
別館のリサとジークの新居に行き、お世話をします、本館でクロード家全員が集まって朝食をした後、二人は別館に戻ってお菓子作りを始めました。
メリルは二人が出かける時間に声をかけ、クッキーやパウンドケーキが美味しそうですが今は時間が無い。
リサがパウンドケーキにお酒を染み込ませるのを忘れ、バタバタと出かける事になり、馬で行く二人を見送りました。
メリルの仕事は二人を送り出してからが本番です、掃除をしているとリサから書類を届けて欲しいと連絡が有りました。
カフェ・おむすびの裏口に回るとドタを叩くより先に大柄な男性が勢いよく出てきました、トレーに乗せたゼリーを食べて欲しいと強引に押し付けられます。
リサに書類を渡し、男性にお礼と感想を言うと、ヘクターは悲しみと切なさと嬉しさが混じった複雑な表情で笑いました。
その顔を見たメリルは、名前の分からない感情が込み上げ、何かが始まりそうと思いました。
以上、異世界でカフェを開店しました。9巻のネタバレでした。
せっかくの新婚旅行は最初こそ順調だったのに、ヴィルナとリクハルドの喧嘩によって大ごとになってしまいましたね。
今度はクロード家の家族四人で旅行に行くのも楽しそうですよね、ギルフォードさんはリサとまだまだ一緒にいたいようですし。
まとめ
異世界でカフェを開店しました。9巻のネタバレまとめでした。
料理が苦手なヴィルナでも作れる料理はおでん、牛すじが入っていましたが関西風なのか、体が温まって寒い国にピッタリですよね。
妖精バジルちゃんの日常が紹介されました、街にいる妖精も沢山いて、他の妖精は何をしているのか?気になります。
ヘクターさんは振られたその日にクロード家のメイド、メリルと出会い、何やら連絡を取り合っている様子で恋の予感か、今後が楽しみですね。
さて、異世界でカフェを開店しました。9巻を読んでみてあなたはどうでしたか?
新婚旅行先は海沿いを通ったり、小道の先にログハウスがあったり、湖の月明かりが綺麗だったりと素敵過ぎました!
異世界には他にも国が沢山あるようなので、リサとジークには色々な所に行って欲しいですね。
感想などがあればコメント欄に載せてもらえると嬉しいです!
コメントを残す