※この記事では迷宮料理人ナギの冒険3巻のネタバレが含まれます。
前巻のラノベ『迷宮料理人ナギの冒険』2巻では、新しい装備を身に付け、別パーティーの冒険者と一緒に合成魔獣や怪物と戦いながら連絡が途絶えた13区を目指しました。
13区の住民は1区へ向かいましたが全員殺され、ブラソラム導師は魔王に魂を食べられ体を乗っ取られ若い女性の姿になっていました。
ゼンデン導師が魔王に殺され、ゼンデン導師が考えていた迷宮脱出路を作るために3巻では魔道具を加工が出来る技師を探しに北の街区を目指します!
この記事では、ラノベの迷宮料理人ナギの冒険3巻のネタバレをまとめてあります。
迷宮料理人ナギの冒険2巻のネタバレも下記の記事でまとめてありますので、チェックしていない方はこちらから。
ラノベ『迷宮料理人ナギの冒険3巻』をざっくり3行で紹介
ラノベ『迷宮料理人ナギの冒険3巻』のネタバレの前に、3巻の内容をざっくりと3行で紹介します。
・クラムが次期指導者を目論む勢力に囚われ拷問されたため魔神を呼び出す
・脱出路を作るため魔法具の加工が出来るアムリヤ魔法機巧工房を目指します
・異邦の景色が見える窓へ魔王とナギは飛び込み平成の日本に着いた
迷宮料理人ナギの冒険3巻では脱出方法を探して街を捨て迷宮へ入ったのに、魔王に捕まって平成の日本へ連れて行かれるとか急展開ですよ。
ここから少しネタバレを含みますが・・・
クラムが次期指導者を目論む勢力に拷問されてしまうのは酷かったですね、魔神を呼び出した時は思わず喜んでしまいました。
アムリヤ魔法機巧技師は、見た目は小さい女の子で人に近い精霊、色々な事を教えてくれて、また少しこの世界の事を知る事が出来ましたね。
魔王の目的が、自分がいた世界に帰る事だったとは衝撃的です!しかも平成の日本で女子高生だったとは!
それでは、迷宮料理人ナギの冒険3巻~開かない窓の向こうの故郷~のネタバレをここから紹介していきます。
ラノベ『迷宮料理人ナギの冒険3巻』~開かない窓の向こうの故郷~のネタバレ
魔王ダーガリアンによって地下へ落とされた街の一角に食堂「ジョガイ」はありました。
お客さんはいませんが、その店主の息子ナギと、パーティの仲間である、リヴ、ヤァギ、クラムが集まっていました。
ナギ達がいる地区を導いてきたゼンデル導師が魔王に殺され、配給は厳しくなり、迷宮から獲ってきた物は全て没収されてしまうため、とても生きてはいけません。
冒険者ギルドは崩壊し、個人で特定の人物を守る仕事に付いていますが、籠城して救援を待っても本当に来るかどうか分からない状況です。
魔法使いのクラムは救援など来ないと予想しています、外の魔法使いが様子を見に来ることはあっても救援は無いと、論理的に考えて街ごと全力で封印すると予想しています。
ナギ達は街を捨て、脱出の糸口を見つけるために迷宮へ入ることを決意しました。
迷宮には「アムリヤ魔法機巧工房」と言う、かつての英雄達が使用していた武器を制作した人がいるらしいのです。
街は崩壊
クラムはゼンデル導師の一番弟子だったため、導師が残した貴重な知識をなるべく持ち出そうと奮闘していました。
その一つに導師が作成していた迷宮の地図を持ち出し、あと魔法具の欠片を奪います。
魔法具は街を守ってくれている物ですが各地に配置されており一番影響力の無い物を持ち出そうという計画です。
最短で工房に辿り着くため、迷宮組換の影響を受けないためにも必要な物なのです。
ですが次期指導者を狙う勢力の罠にかかってしまい、クラムは捕われ裸にされ着ている物、鞄の中身も調べられましたけど欠片は持っていませんでした。
今度は酷い拷問をし、在り処を聞き出そうとしますが、クラムも諦めません。
古き神と交わる呪文を詠唱して魔神を呼びだしたのです、その姿はタコのようですが足が4・50本もあり吐き気を催すほど醜い姿をしています。
皆はそれぞれ旅の準備を整えて食堂ジョガイに集まって来ましたが、クラムだけが来ません。
クラムを探すためナギはブルーベリージャムを舐めます。
ナギの作った料理には様々な効果を発揮する力が出るのです、ブルーベリーは目を良くする効果があり探索には適しています。
ナギ達はクラムを助け、ヤァギが用意していた迷宮への入口から精霊溜まりへと逃げ込みました。
クラムは眠ったままでしたが魔神を召喚した不可によるもので心配はありません。
ヤァギが獲ってきた魔獣を皆で食べ、一息ついていた時クラムが目を覚まし、何があったのかを話しました。
その頃、街では魔王ダーガリアンがドラゴンに乗ってやってきて魔神を倒し、欠片を手にしていました。
魔王は食堂ジョガイを見つけ、かつて魔王を封じた英雄の料理人で異邦人イサムの家だと分かり、中へ入ると煉瓦の中にスマホなど現代の品物が隠されていました。
財布には免許証が入っておりイサムがこの世界に何時来たのかが分かります、これらの品物が何なのか分かる魔王も同じ時代から来た異邦人だったのです。
クラムもすっかり元気になりアムリヤ魔法機巧工房へ行く事を勧めますが、ナギは街に残った人がいたら助けたいとブルーベリージャムを舐めます。
街は廃墟になっていました、ドラゴンはいませんでしたが魔王配下の死霊遣いイリア・マヤクシャーがいて、死体をバラバラにし怪物にして建物などを守らせていました。
ナギは生存者がいないと分かり街に戻る事を諦めます。
アムリヤ魔法機巧技師
迷宮の中は階層を一つ突破するのに三日もかかり、魔法地図を頼りに少しずつ進んでいきます。
お喋りをしながら進んで行くと精神思想の違いからクラムとリヴが議論し始め空気が悪くなります。
ヤァギは一休みを提案し、ナギが女の子が笑顔になるようなお菓子を精霊溜まりで作るため、卵を獲って来てくれました、作ったのは現代で言うスフレ、紅茶を飲み二人の喧嘩は収まったようです。
そこへ一人の子供が現れますが、その人こそがアムリヤ魔法機巧技師でした。
アムリヤに工房へ案内されましたが、見渡す限り金属で出来た巨大な道具が動いて、機巧の巨人も歩いています。
人間は崩壊後に地中から染み出た毒によって死んでしまったそうです、アムリヤは人間ではなく精人、人に近い肉体を持った精霊だったため生き残る事が出来ました。
一面の緑に故郷の家を再現した丘を利用した家に招待されました。
魔法使いの魔幹など知らない話を教えて貰ったり、異邦の景色が見える窓を見せてもらって、ナギは父親がいた世界に圧倒されていました。
アムリヤに本来の目的である魔法の欠片を使った移動する部屋の作成を依頼し、半日もすれば作れると言うのだが魔法の欠片が一つでは無理だと言います。
近くの墓地になっている街区を保存するため、欠片を使用しているので取って来て欲しいと。
墓地に行き欠片を無事に手にする事が出来ましたが、先客がいました。
一区の町議と冒険者達です、彼らはお腹を空かしていてナギ達が持っていた魔獣の肉を狙い横取りしようとします。
その時です、ナギ達に襲いかかろうとした冒険者が、土の中から這い出した死体に襲われたのです。
死体を操る死霊遣いイリア・マヤクシャーが現れ、死体が血肉の塊の波みたいにナギ達にも迫ってきていました。
なんとかアムリヤ工房に戻り、死霊の波は機巧巨人に任せ撃退しようとしますがイリヤは楽しんでいました。
更に魔王ダーガリアンも現れ、クラムはもう一度魔神を呼び出そうとしますが、魔神は途中まで降りてアムリヤの家に吹き飛びました。
何もかも魔王が仕組んだ事でした、わざとナギ達を街から逃がしてアムリヤの元へ来させ、クラムに魔神を召喚させ、異邦の窓を破壊しようとしています。
魔王は衝撃的な事実を話始めました、自分は倒されたのではなく自ら封印して眠りに入ったと、ヤァギは魔法使いが作った人造人間だと、そして異邦の窓が開きました。
魔王は異邦の血を引くナギを羅針盤にして窓の中へと消えてしまいます。
エピローグ
魔王とナギは異邦に到着、ナギは見るもの全てが知らない物ばかりで戸惑うばかりです。
魔王は動じる様子も無く、喋り方が変わっていましたが魔法は使えるようです。
ナギは訳が分からずにいると目の前の家から男が出てきましたが、なんとナギの父親でした。
父親も何故、異邦の世界に戻れたかは分からないらしい、分かるのは異邦では崩落から5年が経っている事です。
魔王は普通の女子高生に姿を変え、人ごみに消えて見えなくなりました。
ナギと父親はそれを呆然と見送るしかありませんでした。
後ろには「食堂ジョガイ」と書かれた看板がチカチカと光っているのでした。
以上、迷宮料理人ナギの冒険3巻~開かない窓の向こうの故郷~のネタバレでした。
迷宮の違う場所へ冒険に行くのは面白いし、アムリヤに知らない事を教えて貰って世界観が広がりましたね。
ヤァギが人造人間だったり、魔王は英雄に封じられたのではなく自ら眠ったと衝撃的な事実が語られ、じゃあ魔王を倒す事は出来るの?
まとめ
迷宮料理人ナギの冒険3巻~開かない窓の向こうの故郷~のネタバレまとめでした。
クラムがいつの間にか魔神を呼び出せる程の力を持っていたのは驚きです、1区も破壊されてしまい帰る街は無くなってしまいましたね。
魔王は平成の日本の夜に紛れて消えてしまいましたが、本体は異世界に残っているはず、取りに戻る事は出来るんでしょうか?
第3巻でシーズン1は一旦終了です。
打ち切りの噂がありますが、皆さんの応援が有ればシーズン2が有るかも知れませんので続きを読みたい人は応援しましょう。
さて、迷宮料理人ナギの冒険3巻を読んでみてあなたはどうでしたか?
平成の女子高生は、なんで魔王になったのか?とか色々教えて欲しい事は沢山有るので、是非!続刊を期待します。
感想などがあればコメント欄に載せてもらえると嬉しいです!
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