※この記事では幼女戦記7巻のネタバレが含まれます。
前巻のラノベ『幼女戦記』6巻では、中立国のイルドア王国が講和の仲介を申し出て来ましたが帝国は受け入れる事が出来ずにいました。
この記事では、ラノベの幼女戦記7巻のネタバレをまとめてあります。
幼女戦記6巻のネタバレも下記の記事でまとめてありますので、チェックしていない方はこちらから。
幼女戦記7巻のあらすじ
幼女戦記7巻のネタバレの前にあらすじを紹介します。
東部戦線の不毛な泥濘の上とて砲火は途絶えぬ。
第二〇三魔導大隊を中核とするサラマンダー戦闘団もまた、
その狂騒に投げ込まれた歯車の一つ。
よかれ、悪しかれ、蒔いた種は刈り取らねばならない。
戦争当事者ならば、誰が祈らずにはおれようか。
せめて、豊かな勝利の恵みがあれかし、と。
故に誰もが努力し、工夫も惜しまない。
だから、誰もが、蒔いた種の刈り入れを願う。
どこに蒔いたのかも自覚せず、ただ『勝利』を、と。
引用元:KADOKAWA
ラノベ『幼女戦記7巻』をざっくり3行で紹介
続いて幼女戦記7巻の内容をざっくりと3行で紹介します。
・サラマンダー戦闘団は政治の関係でレルゲン戦闘団と改名する
・東部で連邦に大勝利し軍は喜びに酔いしれます
・イルドア王国との外交が政治家達のせいで白紙に戻る
幼女戦記7巻では講和のために東部で大勝利を収めたのに無駄遣いされます。
ここから少しネタバレを含みますが・・・
東部の前線が何もない泥だけの世界になるほど酷い状況になっていました。
名前が変わったレルゲン戦闘団にイルドアからのお客様が来て、実際の戦場に驚きますがターニャの部隊と一緒にいたからでしょうね。
これで講和の条件も満たしたと思ったのに、政治家達と軍の戦略方針が不一致に終わり戦争は続いて行くようです。
それでは、幼女戦記7巻のネタバレをここから紹介していきます。
ラノベ『幼女戦記7巻』のネタバレ
四月、東部前線の何処か、空から下を見下ろせば弾痕、泥、倒れた軍馬の骸、泥、負傷兵、見渡す限りの泥が蜃気楼のように続いていました。
あるべきはずの友軍の陣地は見当たらず、敵の対空防御陣地で魔道士に攻撃されていました。
ターニャが揺動の一撃を放ち、ヴァイス少佐がプロらしく惚れぼれする動作で行動を開始します。
複数の敵魔道士が、錆銀がいると指揮官のターニャを狙いますが、こちらの攻撃により統制を失ってバラバラになります。
敵はどうやら言語コミュニケーション不足と経験値の差が大きかったようで容易に制圧する事が出来ました。
友軍の後衛捜査をグランツ中尉に任せ、適切な装備を地上からかき集め補給部隊と合流する事が出来ました。
合流した友軍部隊は秩序ある後退をしていましたが、この状況では最悪で、指示が後手に回っている証拠です。
簡易司令部にて補給部隊を率いるディリクレ大佐との話が終わり食事を済ませた者から偵察に行こうとした矢先、敵弾投下、塹壕に飛び込みます。
振り返れば司令部があった建物は無くなりディリクレ大佐は戦死、歩兵隊はターニャが指揮権を継承、敵を粗方蹴り散らしあっけなく終了しました。
集積地に歩兵隊を先に行かせ、到着するまで待機、交代で少しでも休む努力をするのでした。
順調に集積地へ撤退し休養に食事、宝珠の整備まで行い、サラマンダー戦闘団の機甲部隊と合流しましたが、敵襲で仮眠は簡単に妨害され襲撃を開始。
装甲車両は敷地内で防衛、魔導部隊は対砲兵戦闘、新たに敵自走ロケット砲部隊を捜索撃退します。
見渡せば敵、敵、敵が襲撃してくる光景、敵国に生産国不明の車両まで有るが中立国のカタログに載っていた物と似ています、これはどういう事なのでしょうか。
レルゲン戦闘団
レルゲン大佐が珈琲豆と援軍を持ってやってきました、サラマンダー戦闘団を指揮下に置く機動戦闘団指揮官として、名前もレルゲン戦闘団と改められました。
そしてターニャにはイルドア王国の大佐をおもてなしして欲しいと頼みます、戦場の視察だが帝国の戦闘を見せつけるのが狙いです。
一息付くまでもなく警報が鳴り響き、機動戦闘団全軍での出撃、戦力差は大きいが敵を攪乱し撤退させる作成を行使します。
ほどほどに敵部隊を片付けたところに主軍の右翼が崩れつつあるとの連絡、しかも新型機に苦戦している様子、ターニャは情報収集を兼ね出撃するが現場は少し奇妙でした。
敵連邦魔道士が重装甲で発砲してくるが当たる確立は低い、防殻が硬くブチ抜けない、第二○三航空魔導大隊でも撃ち抜けません、何度か試しましたが硬い、貫通力に特化した光学系狙撃式でやっと全損、あとは機動性を利用して片付ける事が出来ました。
さて、レルゲン戦闘団に予定していたお客人が来ました、南国からきた御仁は少々厚着なイルドア王国陸軍カランドロ大佐、観戦武官としての来訪です。
早速、連邦軍は翌日にはやって来ました、敵戦車郡に歩兵、交戦中の機甲部隊と通信状況が良くないため司令部を前進させるが、カランドロ大佐も一緒に行くという。
戦局が変わる度にカランドロ大佐から質問を受けるのは中間管理職のようで、時間が惜しいのに、やりにくいのが本音です。
ですが、お客人を守らなければならない大義名分により前線に出なくて済む点はお客人を高く評価するしかありません。
敵は市街地へ逃げ込んだため砲撃などにより制圧、奪取した建物で睡眠が取れる快適な一日を送ろうとしていました。
司令部から後退の命令による行動を開始している中、友軍の偵察魔道士の誤認による誤射あり、戦場は少しの休息も与えてはくれないらしいです。
レルゲン大佐はイルドア王国に滞在していました、帝国はイルドア王国からの停戦・講和の条件の変更を要求、完璧な安全保証なら交渉の余地ありと。
東部で大勝利
司令部より通達が来ました、帝国軍、鉄槌作戦を発動したと。
サラマンダー戦闘団には、敵地後方に降下した友軍との連絡線の確保のため川まで突進しろとの命令が出ました。
戦車に魔道士を乗せて魔道反応を抑制する事で敵線区をすり抜ける事が出来ました、川を利用した包囲殲滅戦が成功し、レルゲン戦闘団には追加の命令が下ります。
敵司令部の直撃は見事成功したが、今度は連邦軍が動き、帝国の包囲網に閉じ込められていた連邦軍は離脱を試みるもターニャ達に撃沈されてしまいます。
敵司令部も叩き潰したはずが友軍左翼で橋を奪還され連邦軍も組織的に離脱されてしまいます。
連邦人民委員部には政治将校達から決別の書状が届いていました、それ程に状況は悲惨だったのです。
問題は航空優勢の欠如、つまり魔道士による交戦が成り立っていないと、連邦は魔道士に否定的な考えを改めなければなりません、そして連邦は全ての戦力を東部へ注ぎ込む計画を立てるのです。
連邦は東部での敗北によりノルデンも撤退するしか有りませんでしたが、メアリーは納得しませんでした、何時もの事ですが上官のドレイク中佐に延々と反論するのです。
おかげで厄介者扱いですが当人は気づいていません、頑なに拒否するため、彼女の友人である連邦の政治将校に説得を頼む事にしたのです。
帝国は勝利しました、イルドア王国のカランドロ大佐にも見せつける事ができ、連邦を停戦合意に同意させる事が出来る圧倒的勝利を収め、後は外交で停戦も間違いないだろうと希望と喜びに満ちているのでした。
イルドア折衝は座礁
帝国最高統師会議で文官連は停戦の交渉条件に怒りを激情のままにゼートゥーア中将へ注いでいました。
賠償を取らない講和などありえないと、金が全てであると断言し、賠償を取れないので有れば勝利し征服して自給自足しろと。
彼らは、勝利は簡単に手に入るとでも思っているような口ぶりでした、東部で勝利したのだから更に勝利出来るだろうと言い出す始末です。
ルーデンドルフ中将もゼートゥーア中将も文官連を説得する事が出来ませんでした。
イルドア帝国大使館でレルゲン大佐は勝利に酔いしれていました、正に美酒を味わって自然に笑みがでてしまうような気分の中、参謀本部より知らせを受けましたが、これまでの交渉を白紙に戻すような内容に驚愕します。
勝利を無駄遣いするような内容、目眩すら覚える内容に理解出来ずにいました。
ターニャは、サラマンダー戦闘団駐屯地にて大河を眺めならのんびりと戦利品の珈琲を味わい現時点保持の中、終戦までの道のりを夢見ていました。
西方での情勢を知らないまま無邪気に講和を信じ、希望を抱いて笑うのでした。
以上、ラノベ幼女戦記7巻のネタバレでした。
レルゲン大佐が参謀本部に振り回されていて可哀想になってきましたね。
続きが気になる方はこちらに8巻のネタバレをまとめていますのでよければ。
まとめ
ラノベ幼女戦記7巻のネタバレまとめでした。
ターニャが率いる部隊は再編しても優秀で何処に行っても勝ってしまいますね。
イルドアからのお客様や上官に対して自分の信念を曲げないのは、流石としか言い様が有りません。
帝国は政治家と軍が対立して不穏な空気が流れてきましたよ、一方が折れるのか又は戦うのか、行方が気になりますね。
ラノベ幼女戦記8巻のネタバレはこちらにまとめてあります。
幼女戦記7巻を読んでみてあなたはどうでしたか?
世界大戦になって悲惨さを増して暗い気分になり、帝国政府にはイライラさせられますが、ターニャの活躍で気分爽快です。
ターニャだけは間違った方向へ進まないで欲しいですが神様は何を考えているんでしょうか。
感想などがあればコメント欄に載せてもらえると嬉しいです!
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